台湾をテーマにしたzineを作りました。 写真、文章、イラスト入りの変形A4サイズ32ページ。特色印刷・紙も４種類使用など、こだわりを尽くしました。折り込んでいるだけで綴じてない本なので、好きなページ取り出してポスター感覚で貼ったり、読みたいページだけ引き抜いて出先で読んだり、いつか台湾に行ける日が来たときに実用的なページだけポッケにねじこんだり。好きに読んでいただけたら嬉しいです。 2019年11月、数ヶ月後に世界中で新型コロナウイルスによるパンデミックが起こるとは思っていなかったわたしは2度目の台湾で浮かれていました。何に使うでもなく、夢中で撮影した写真たちを、コロナ自粛のときによく眺めては、欲を積む毎日。これは台湾のガイド本などではなく、あのときの道中のときめきや、コロナ禍で味わった自粛、孤独、無欲を解放したいというわたしとデザイナーapuarootの脳内をあらわした一冊でもあります。といっても実用的なページもありまして。「台湾行くならあれ食べて、ここ行って、これ買って！」という企画ページでは、わたしたちが「この人は！」と思う台湾経験者のあの人たちにとっておきを寄稿してもらったり。自分で言うのもなんですが、とても好きな本が出来ました。 写真・文／大塚淑子 デザイン・イラスト／apuaroot 協力／SUMI

はじめてのzineを作りました。タイトルは「好きなもの採取」。その名の通り、わたしが自分の中でちやほやしているもの・ことをつらつらと、写真と文章で記録した36ページの小冊子（チェキ付き）。暮らしていて芽生えた感情はずっと同じではいられなくて。移ろいやすいから愛しいのだけれど、ときどきそれを自分自身で確かめたいし、おなじ沸点を持つ人がいたり、みんなの採取物も知りたいし、自分の中の名もない採取物をちやほやしてみるきっかけになればこの上ない喜びです。